猫が飼い主や猫同士で挨拶を交わす際に鼻と鼻を合わせているのをご覧になったことがあると思います。
なぜ、鼻と鼻を合わせているのか?この動作には何か猫同士でのルールのうえで行っているのか?
今回は猫が挨拶の一環として鼻を合わせているのか、指を向けると鼻をクンクンしてくるのは理由を調べていこうと思っています。
目次
猫が鼻をクンクンするのはなぜ?挨拶をしているのか?
私が歴代飼っている猫たちは私や家族と顔を合わせた際にいつも当然の動作として鼻と鼻をぶつけるように合わせてきます。
その様は鼻を合わせることで挨拶をしているように見えてもおかしくないです。
また、鼻と鼻が当たった際に猫の鼻が常に濡れているのを気付いた飼い主さんもいらっしゃることだと思います。
猫が鼻を合わせたり、鼻をクンクンしている理由が挨拶をしているだけではないようです。
猫の鼻が濡れている理由は?
猫の嗅覚は人の数万倍と言われているので、周囲の安全確認は人よりも発達している鼻で匂いを嗅ぐことで判断しています。
猫の体内で作られている涙や分泌液で満たされているので、猫の鼻は濡れているのです。
満たされているといっても鼻がつまっているわけではなく鼻の表面に染み出しているだけで垂れることがなく鼻は常にひんやりとぬれているだけでポタポタと垂れることもありません。
また、不思議なことに猫の鼻が濡れている間が猫が起きている時間のみで寝ている間は乾燥しているのです。
猫が寝ているということは危険なものが周囲にないので匂いに敏感になる必要がない安全な状態なので鼻を濡らしておく必要がないということです。
猫が起きている間だけ鼻が濡れていなければならない理由は、食事のときや縄張りの確認、信頼できる相手の匂いの確認をするときなどに嗅覚を駆使しなければならないためです。
鼻と鼻を合わせる理由は?
猫同士で出会った際に行っている鼻と鼻をくっつける動作は挨拶の他に瞬時に相手の情報を自分の中に取り込むことあります。
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相手(猫)との挨拶
家で2匹以上の猫を飼っている飼い主さんであれば、猫たちが起きてきた際にお互いの鼻と鼻を合わせて挨拶をしている光景をみたことがあると思います。
飼い主の立場から見ると、「2匹とも仲がいいね」と思ったりするのですが、猫からすると、鼻と鼻を合わせることで挨拶をすると同時に馴染みのある匂いであることの確認をしているのです。
相手との情報交換(匂い)
猫の顔の周りには匂いを発信しているポイントいくつか存在しています。
猫は鼻と鼻を合わせることで相手がどんな猫で自分に敵意がないのか情報を得ています。
野良猫や初対面の猫を見かけると分かるのですが、猫は基本的に警戒心が強いので鼻を完全に合わせることはしません。
お互いに緊張しているので必要以上に近寄らず発達した嗅覚を頼りに相手と情報交換をしています。
飼い主と鼻を合わせてクンクンする理由は?
飼い主さんが起床したときや仕事から帰ってきたときに飼い猫が寄ってきて鼻を合わせてきたことがありませんんか?
飼い猫がそう行動してきたときは、
・匂いを嗅いで安心感を得たい
・ゴロゴロと甘えたい
・おやつをほしい
といくつかの飼い猫からの積極的なアプローチが待っています。
飼い猫は飼い主さんが発している匂いを嗅ぐことでとてもリラックスできるだけでなく安心感を得ることもできます。
よって、猫が飼い主さんと鼻を合わせる理由は挨拶の他にも飼い主さんへ全力で甘えたいときによく行う動作なので無下に扱わないようにしてくださいね。
猫の挨拶、鳴き声で判断できる?
猫は鼻を合わせる以外にも、相手に鳴き声を聞かせることで挨拶をしています。
鳴き声といっても、「ニャー」「フー」「シャーッ」など多くの鳴き声をただ生活しているだけでもよく聞きますね。
これらの鳴き声も相手へ甘えるときや挨拶と様々な使い方をしています。
基本的な挨拶時の鳴き声は?
猫の鳴き声は一般的に「ニャー」「みゃー」と可愛い鳴き声を発信しています。
猫を飼っていると、何かを要求しているときは鳴き声で訴えてきますね。
・遊んでほしいとき
・ご飯がほしいとき
・かまってほしいとき、など
鳴き声の違いで何を求めているのかを判断することで飼い猫が喜んでくれますよね。まあ、違っていたら痛い思いをするのですがそれはご愛敬ということで……
飼い主への挨拶時の鳴き声は?
私が飼っている猫は私の起床時にベッドのそばまで来て、「ニャッ」と短い鳴き声を発します。おそらく「早く起きて朝のおやつをちょうだい!」と言っていることだと私は思っています。
会社からの帰宅時には「ウニャー」と長めの鳴き声を発しているので、「お帰り~」と声をかけてくれるなど私がうれしくなることをしてくれることもあります。
猫の挨拶、指の匂いを嗅ぐ理由は?
飼い猫の鼻に向かって指を差し出した経験はないですか?
ある方ですと、指の匂いをクンクンと嗅ぐ仕草を見せてくれたり、舐めたりしてくれましたか?
そのような仕草を飼い猫がしてくれたのなら、あなたは飼い猫に警戒されることがなく安心していることの証になります。
私は毎日のように飼い猫の鼻に指を差し出しているのですが、決まって匂いを嗅いだ後にペロペロと舐めてくれます。とても信頼されていることがわかり安堵しています。
猫の挨拶 まとめ
今回は猫が鼻や指の匂いを嗅ぐことで相手の情報を得たり、挨拶をしていることをお届けしてきました。
私が現在飼っている猫は今回取り上げてきた記事で書いている「鼻と鼻を合わせること「指の匂いを嗅ぐこと」は常日頃から自然に行っている行動であり、飼い猫からの信頼や安心感を得るうえで必要なことであることも判明しました。
今回の記事を読んでいる方でご自分の猫が同じ行動をとってくれているのであればあなたのことを信頼してくれている証です。
もし今はしてくれなくても猫の求めていることを一つずつ叶えてあげることであなたも私と同じかそれ以上に飼い猫と強い絆で結ばれることも可能になります。