飼い主さんが帰宅したとき自分の家で飼っている猫があなたの足の匂いを嗅いできたことがありますよね。

また、足の匂いを嗅いだ時に口を開けボーッとする仕草をしている心理は何なのか?

なぜそんなことをするのか私自身も気になっていたので調べていきます。

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猫が足の匂いを嗅ぐ理由は?

飼い主の匂いの確認

飼い主が外出から帰ると飼い猫が決まって行う行為は「足の匂いを嗅ぐ」ことですよね。

家の中で生活をしているだけだと猫が足の匂いを嗅ぐことってないのですが、外出から帰ってくると行うということは飼い主さんが外出中に嗅いだことのない匂いを敏感に感じているのでしょうか?

猫は視覚よりも嗅覚の方が優れている動物なので、足の匂いを嗅ぐことで様々な匂いから自分の飼い主が本来持っている匂いをかぎ分け確認することで、飼い主本人であることを認識することで安心感を得ていると思われます。

その確認作業が終わると飼い主の匂いに自分の匂いを付けることで飼い主と猫自身の気持ちを確かめあうための儀式を行っているのです。

知らない匂いの確認

飼い主さんのお友達や宅配の人が自宅を訪れた際に飼い猫は飼い主さんと違う匂いを敏感に感じ取っているので安心できる匂いか危険な匂いの持ち主なのかの確認作業に入ります。

友達の場合ですと定期的に家に上がることもあるので「知っている匂い」として認識し安心することもあります。ただ、宅配の人の場合、業者が変われば配達する人も変わるので「知らない匂い」ばかりになるので安心できる匂いではないので近くに寄ることってあまりないですね。

知っている匂いを持っていて、それが安心できる匂いの人が家に上がったときは飼い猫も安心して飼い主だけでなく友達の方にも寄っていくので「懐いている状態」と同じになるので、友達が不思議に感じることもあります。

飼い主にとっては自分の飼い猫が人の匂いを嗅いでいる光景は恥ずかしいと思うのですが、猫にとっては自分の縄張りに入ってきた「久しぶりの匂い」や「知らない匂い」なので足の匂いを嗅ぐことで自分の記憶の中にある匂いを照らし合わせる確認作業を行っているだけなのでほほえましい光景ですよね。

ただ、匂いを嗅がれている相手がもし猫に苦手意識を持っている方や初見の方の場合は飼い主の行動に対してフォローしなければいけなくなります。

内容としては、「ごめんね、うちの猫人懐っこいから、そんなことをしてしまうんだ」程度でいいと思います。

猫にとっては大事な作業であることは変わりないので、もし相手が嫌がっているのなら友達が家に上がってくる際は猫が近づいてこないように別室で待機してもらうといいですね。

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猫が足の匂いを嗅いで怒る理由とは?

飼い猫に足の匂いを嗅がれたときに口を開けて、「ボーッ」とする光景を見ている方も多いのではないでしょうか?

この時の猫の表情が一見嫌そうな顔をしていることを過去に飼っていたオス猫で見たことが何回かあります。

猫が足の匂いを嗅いで「ボーッ」としている姿を「フレーメン現象」という名称で呼ばれていることが調べた結果分かりました。

フレーメン現象とは?

一般的に匂いに反応し唇を引き上げる生理現象であると説明されていました。つまり、飼い猫が飼い主の足の匂いを嗅いで口を開けて「ボーッ」とする姿がフレーメン現象といえる姿だということですね。

飼い猫のポカーンとする姿を見た後では「そんなにも私の足って臭いの?」と感じていたのですが、生理現象の一環であることに「ほっ」としました。でも、嫌そうな顔はしなくてもいいのではないかとも考えてしまいます。

この現象は苦いモノを飲んだ際に「もう一杯」と言っている光景と同じではないかと思ってしまうのでクセになるような匂いと認識してもいいのかもしれないですね。

縄張り意識が強いから

猫が足の匂いを嗅いでフリーズする以外にも「シャーッ」と怒りをあらわにして怒ることもあるようです。

これは飼い主の匂いではなく、飼い主についてきた友達や知り合いの方が家に上がった際に突然怒り出すので、猫が嫌いな匂いを持っているということになります。

猫は匂いに敏感な動物なので、家の中の空気が少し変化するだけでも相手に向かって怒り、「縄張りから出て行け!」と言わんばかりに「シャーッ」と怒っている姿を見たことがあります。

また、飼い主がネコカフェなど他の猫と交流をしてから帰宅したときに、知らない猫の匂いを身に付けてしまっているときも同じようにうなり声をあげたり、これまでとは違う「シャーッ」と怒られることもあります。

飼い猫からすると浮気の現場を目撃したことと同じなので、必ず違う匂いを付けて持ち帰らないように注意をしなくては可愛い飼い猫に怒られたり嫌われる原因になってしまいます。

 

猫が足の匂いを嗅ぐ まとめ

今回は猫が足の匂いを嗅ぐことで飼い主の確認、友達や宅配の人では安心できる匂いかどうかの確認をしていたことがわかりました。

足の匂いを嗅いだ時ポカーンと口を開けてフリーズすることは臭くて固まっているのではなく、フレーメン現象というれっきとした生理現象であることもわかりました。

ただ、飼い猫が気に入らない匂いを付けて帰宅した場合は相手を威嚇しているようなうなり声や鳴き声を出して鳴くこともわかったので、外出中に野良猫や猫カフェなど飼い猫以外とコミュニケーションをとる場合は匂いを付着させないように気を付けなくてはいけないですね。

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