猫のイカ耳にはどんな意味がある?気持ちや理由も合わせて紹介!

愛猫の名前を呼んだり、遊んであげている最中に、耳の形が変化しているのを見たことはありますか?

私は数年猫を飼っていることもあるので何度も見たことはあるのですが、なぜ猫は耳をイカのような形にするのか疑問に思いました。

今回は、猫がイカ耳になる理由や気持ちについてご紹介していきます。

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猫のイカ耳とは?

表情豊かな猫の耳ですが、そんな猫の耳の状態を表す言葉として「イカ耳」というものがあるのをご存知でしょうか?

主に猫の耳が横にピンと張って外側に寝ている状態のことを指しています。

そんな形をしている猫の耳を上からみてみるとイカにように見えることから「イカ耳」と呼んでいます。

猫のイカ耳は主に横方向に向いている耳のことを指しているのですが、上向きになっている耳も同様にイカ耳として認識されています。

また、飛行機の翼のようにも見えることから「飛行機耳」と呼ばれることもあるようです。

 

猫は自身の意思で耳を動かし、感情を表しています。では、どんな時に猫の耳がイカ耳になるのかご紹介していきます。

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猫のイカ耳が表す気持ちと理由を紹介!

興味津々で集中

猫が興味津々なので、声がする方向に聞き耳を立てている時に「イカ耳」になります。この時の耳の形は、少し立ち後ろにひかれています。

また、興奮気味のときに瞳孔が少し開き気味になることもあります。

車やバイクのエンジン音、換気扇の音や外で遊んでいいる子供たちの笑い声など、たまに聞こえてくるどんな音でも猫にとっては興味深いものがあるので、集中して聞き入っていることがあります。

 

警戒や不安

猫は聴覚をフル活用することで、周囲の環境と自分の状態を確認します。この時の耳の形が横を向いているのであれば、周囲の物音を少しでも拾うことに集中しています。

この状態では「大丈夫かな?、注意した方がいいのかな?」と周囲の物音から判断してるのです。

野良猫時代は常に外敵と対峙していたので、周囲から聞こえてくる物音はどんな音でも自身を守るために必要とする情報です。

また、猫の耳がイカ耳になって物音を聞いているときにはヒゲが前のめりになっていたり、頭を左右にゆっくりと動かしていることもあります。

猫が周囲を経過しながらのイカ耳の状態は自分以外は全て敵であると認識している可能性があるので、むやみに「可愛い!」と触ろうとすると威嚇されるだけでなく、高速猫パンチを受けるので注意しましょう。

 

イライラ、不愉快、不満がある

愛猫が飼い主に対する不満を感じている際に「イカ耳」になることがあります。

・おやつをくれない
・大好きなおもちゃで遊んでくれない
・触るときに愛情を感じない
・テレビの音や会話がうるさい

など、愛猫が見た目にもわかるぐらいイライラした気持ちになる場面は日常にいくらでもあります。

もしも、日常的に行っていることで愛猫がイカ耳になっているのであれば、それは猫なりの抗議の気持ちが現れている証拠になるので、改善することでイライラを取り除いていくことができます。

 

怒っている

猫の怒りや恐怖を表しているイカ耳は紙一重なのですが、次のような様子の猫は怒っているので要注意です。

・瞳孔がやや狭い
・口角は後ろに引いてはがむき出し
・ヒゲが側方に引き寄せられている

野良猫同士の縄張り争いをしている場面に出くわした場合、上位に書いた状態になっているのを見たことがあるのではないでしょうか?

また、多頭飼いの猫の場合もこのような状態になっています。私の家でも数年前に先住猫と新入りの猫で起こっているのを何度か見たことがあります。

猫同士のケンカでは相手に負けるわけにはいかないので、自分の体の側面を相手に見せて背中を弓なりに毛を立たせることで「自分の方が大きくて強いぞ!」と言わんばかりに相手を威嚇しています。

この状態の猫たちは気持ちが高ぶっているので静まるまでは決して近寄らないようにした方がいいですね。

以前、私の愛猫が負けている方だったときに、その場から抱っこして退散させた際に安心していたことがあったことを思い出しました。

恐怖や服従の気持ちの表れ

恐怖

猫のイカ耳が相手に恐怖や服従の気持ちが現れているのであれば、瞳孔が大きく開き耳は顔にくっつけるように平たく寝かせた状態になっています。

日常的に接している愛猫であればなかなかみることがないのですが、家の環境に慣れていない新参者の猫が恐怖を感じているとこのようなイカ耳になっていることがあります。

姿勢も先住猫や家の人を挑発しないようにうずくまってしまい、小さい自分の体をますます小さく見せるようにしているのが特徴的にです。

このような状態であれば、むやみに触るのではなく猫の気持ちを優先し環境に慣れるまでそっとしておく方がいいですね。

服従

先ほどご紹介した内容に似ているのですが、ケンカ中に勝っている猫も負けている猫もイカ耳になっています。

相手に勝つ気持ちが高まっている猫はイカ耳で相手をしっかりと見据え、負けている猫はうずくまったイカ耳をしています。

うずくまったイカ耳をしている際の心理は、「私の方が弱いことはわかったから、攻撃しないで」という服従の気持ちの表れなのです。

 

猫のイカ耳 まとめ

猫の耳が表情豊かなのは以前から知ってはいたのですが、改めて調べてみると色々な感情を表していることがわかりました。

私が飼っている猫も自分の望みがかなわない時にイカ耳にプラスしてきつめの視線を浴びせられたことがあります。

すぐに遊んであげることで、興味津々のイカ耳になってくれたので事なきを得たのですが、本当に表情豊かであることを再認識しました。

もしも、あなたの飼っている猫がイカ耳になっているだけでなく、あなたに対する抗議を表したイカ耳をしているのであれば、その原因を取り除いてあげることをおすすめします。

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