いざ猫を飼おうと思っても何が必要なのかわからないですよね。
ここでは、猫を飼う前に初心者が知っておくべき覚悟を紹介していくので、事前に読んでいくことをおすすめします。
また、ここで紹介していくことを読んでも猫のことをあなたにとって大切な家族として迎えることができるのか確認しておいてください。
目次
毎日お世話ができる?
餌の世話
猫の胃は人間よりも小さいため、一度に食べる量は少なくていいのですが忘れることがあってはいけません。
猫が食べるかわからないぐらい大量に餌箱にいれていたとしても残ってしまったり痛んだりするので与える量には注意する必要があります。
猫に与える餌がウェットフードであれば食べ終わったらすぐにかたずけるようにしないと季節によっては匂いが鼻につきます。
なので、猫に与える餌を多めに用意したいのであれば、ドライフードを複数の餌箱に用意しておくことで猫自身が小まめに食べてくれるのでおすすめです。
私の家ではドライフードを2つの容器に入れて与えています。
2つの容器に適量を入れておくことで、小まめに食べてくれるし、食べ終わったら終わったら教えてくれるので助かっています。
ちなみに、小皿の左側には基本的におやつを入れるようにしています。
飲み水の交換
猫の飲み水は水道水を用意してあげるとよいです。
水道水を入れておく容器は何でもいいのですが、水の交換を忘れることがあってはいけません。
私の家では最初、水入れに飲み水を用意していたのですが、そこだけでなく直接蛇口から出る水を好む猫までいました。
今飼っている猫はお風呂場に置いている桶に水を入れているのでそれを毎日飲んでいます。
また、お風呂の桶に入れているので家族がお風呂を利用した後に新しい水を入れることで飲み水の交換も行っています。
トイレの世話
猫のトイレは猫が使用した後すぐに掃除をしてキレイな状態を保つ必要があります。
多頭飼いですと、トイレの数を複数用意する必要があり、設置場所は人通りの少ない部屋である必要性もあります。当然ですが使用後はすぐに掃除をしなければいけません。
掃除をしないと匂いがすることやトイレ以外でしてしまうので、すぐに掃除をするようにしましょう。また、キレイにすることで猫アレルギーの防止にもつながりますよ。
ですが、トイレの掃除を行うのが面倒であると考えているのなら猫を飼うことはやめておいた方が猫にとってもあなたにとってもよいと思います。
運動不足解消に一緒に遊ぶ
猫は1日のほとんどを寝て過ごす動物ですが、猫は本来狩りをすることで生活していた動物でもあります。
そのため、猫が起きているときは遊んであげる必要があります。
遊んであげる時間は1日に5~10分程度でいいのですが、この時間を猫のために費やすのが面倒であると考えているのなら辞めておいた方がいいですよ。
ですが、私の家でもそこまで過剰に遊んであげているわけではないので猫が自分だけで遊べるようなものを設置しておくことが大切です。
例えば、キャットタワーですね。
上記の画像が私の家に設置しているキャットタワーです。購入してから数年経過しているのでこんな形になっていますが、これでも猫はてっぺんまで登ったり柱で爪をといだりしています。
また、猫が運動できるような環境を家の中の家具を利用して運動場のようにすることもおススメです。
上記の画像をよくみてもらうとわかるのですが手前のテーブルからキャットタワー、テレビ、衣装ケース、本棚、板とだんだんと上に登れるように設置しているで、上に上りやすく下におりるのも簡単に行うことができる状態にしています。
こうすることで我が家では運動不足の解消ができており、遊んであげる時間が少なくなってもストレスのたまりにくい環境作りを行っています。
かまってあげる
猫は飼い主に「かまって」「あそんで」という要求を目や行動で訴えてきます。
私の家で飼っていいる猫もこのような要求を日々行っています。
基本的に椅子に座っている際に目と前足で「乗ってもいい?」といいと訴えてくるので膝の上に乗せてあげるとうれしそうに喉をゴロゴロ鳴らしています。
猫は話すことができないので、目で訴えてくるので「かまって」というサインを見逃さないようにしてあげることで猫からの信頼を得ることができます。
ただ、猫のかまってアピールを無視したりしてしまうと猫はあなたに懐くことなくストレスを抱えていくことになるので必ずかまってあげるようにしましょう。
体調チェック
猫の体調チェックを行うことも飼い主としての重要な役目になります。
猫は家の中を自由に動き回るのでどこで何を口にするのかが分からないことがあります。
主に猫はひも状のものを好んで口にしてしまうことがあるので誤って誤飲・誤食してしまい、それが元で体調を悪くすることがあります。
そんなときの猫からのサインを見逃すことなく見てあげることが必要です。
何か誤飲・誤食してしまったことで体調が悪いのではないかと判断した場合、獣医に診てもらうとよいです。
よって、日々の体調チェックも面倒がらずに行うことで猫が安心して暮らすことができるので、これもしっかりと行うことが大切です。もしもできないのであれば猫を飼うことはおススメできません。
自分の生活スタイルを犠牲にできる?
猫を飼うことで必須になることは気軽に旅行や遠出をすることができなくなることです。もしも旅行に行くとなると猫のための餌や飲み水を用意しておく必要が出てきます。
この場合ですと、エサ入れは上記で紹介したような器ではなく、大きめの器、水入れも風呂の桶ではなく循環して水が出てくるような装置を別に設置しなければならなくなります。
また、会社の付き合いでよく起こるイベントとして飲み会や友人と遊びにいくことです。
もしあなたが一人暮らしをしていた場合、あなたの猫は飼い主がいない環境で長時間独りぼっちにして寂しい想いをさせてしまったり、それが元で病気になってしまうことも考えられます。
そんな環境では気軽に猫を飼いたいと思っては猫にとってつらいだけなので猫を飼うことは決しておすすめできません。
つまり、猫を飼うことでこれまで当たり前だったあなたの生活スタイルをがらりと変えてしまうことになるのですが、それでも猫との生活をあなたは望んでいますか?
ただ飼ってみたいと何気なく思うだけでは猫もあなたも楽しい猫ライフを送ることはできないですよ。
お金がかかるけどわかっていますか?
猫の飼育に必要なお金は犬よりもかからないと言われているのをご存知ですか?
ですが、猫も毎日の餌やおやつ代、オモチャ代、大小のキャットタワー、暑い時期や寒い時期の冷暖房、病気やケガを負ったときの治療費、去勢・避妊にかかる手術代など多くの費用が猫の一生にかかってきます。
これらの費用は私が飼っている猫の一生にかかる費用は約400万円ほどかかるのではないかと思います。
仮に病気で無かったとしても家の中で伸び伸びとした生活を猫に与えたいと考えているのだとするなら、年間で30万円、一生では350万円程度の費用がかかることは分かっていなくてはいけません。
ここまで書いていて私自身も毎月のフードやおやつはそれほどかかっていなかったとしても一生分となるとこれだけの金額がかかることを再認識したのですが、それだけのお金を使っても猫との生活をやめたいと思ったことはありません。
もし、これを読んで「そんなにお金がかかるのか?」と疑問に思ったりためらうようなことを考えたのなら、猫の飼育を途中で放棄する恐れがあるので飼わないようにしてください。
部屋が汚れるけど耐えることができる?
猫だけでなく動物を飼うと当然起こるのは自分の家が汚れていくことです。
猫はきれい好きな動物ですが、猫用のトイレは室内にあるので利用するたびに猫砂が部屋の中に飛び散っていくので部屋の中は猫砂のホコリが充満することもあります。
猫によって毛が抜けやすい種類もいるのでふさふさの長い毛が部屋中に1年中舞っている状態になることも度々あるので、少し家のモノを触っただけで衣類に大量の毛が付着します。
さらに、猫は壁や柱で爪をといだりコードを噛んだりとイタズラをすることもあるのでそうしないための準備もしなくてはいけなくなります。
私の家では先に爪とぎやキャットタワーを設置することで極力イタズラをしないように気を付けているのですが、家中に抜け毛がある状態でも生活することに慣れているので苦に感じることはありません。
ですが、猫を飼う前は「こんなはずではなかったのに!」と思ってしまうのですが、家の中が激しく汚れることが少しでも耐えることができないのであれば、猫を飼うことをあきらめることをおすすめします。
どんな猫でも好きになれる?
猫には様々な性格の子がいます。
猫の動画をみたりペットショップで売っている猫を見てその愛らしい姿を見て飼いたいと感じると思うのですが、あなたの理想と現実の猫では性格的なギャップもあることを知っておかなくてはいけません。
それでも自分が飼うことになった猫を生涯愛しぬく覚悟はお持ちですか?
ネットや動画を見ていると猫は飼い主に甘えてきたり癒しを与えてくれる動物ではないかと錯覚することがあります。
ですが、猫にも性格があるので、全ての猫があなたの理想に合っているのかといえばそんなことはありません。
猫によっては飼い主にべったりだったり、一人を好む子もいるので、猫の種類によっも様々な性格の猫がいることを知っておかねばいけません。
何が言いたいのかといいますと猫の性格や相性によってあなたの理想と違っていたとしてもその猫のことを生涯愛してあげることができるのか、ということです。
覚悟ができていないのであればモノと同じ扱いをして簡単に捨てる人間になってしまう恐れがあります。
そうしない覚悟がないのであれば飼うことはおすすめできません。
最後までお世話できる?
猫を飼うということは猫の一生を面倒みることになるので、その猫の最後までしっかりと看取ってあげる覚悟が必要になります。
もしも子猫時代から病気を患っていても必ず病院に連れていくことも、介護が必要な年になっても、あなたの生活スタイルを全て犠牲にしてでも猫を飼うことになったら最後まで面倒を見ることに責任を持つ覚悟が必要です。
私の家では母が猫アレルギーになってしまったことから病院の先生から「猫を捨てることってできますか?」と責任を放棄するような提案を出されたのですが、猫を一生面倒できる覚悟ができているので当然断りました。
人によっては環境の変化から猫を外に逃がすことを考えることもあるのですが、室内飼いの猫は野良猫の縄張り争いに勝つことも食べていくこともできません。
猫を逃がす行為は猫の命を脅かすだけなので、自分の都合が悪くなったから飼えないと考えてしまうのなら、最初から飼うことをしてはいけません。
猫の飼い方、初心者に必要な覚悟 まとめ
今回は初心者の方に向けて猫を飼うことが気軽なことではなく命を預かることになるのだということをお伝えしてきました。
私はここで書いてきたことは猫を飼う一人の人間として当然の義務とともに猫は大切な家族の一員であることを考えております。
猫のことを大切に思いやりどんな性格でも性別による行動の違いでも分け隔てなく接していくことを覚悟できる人でなければ一生猫とともにありたいと考えることはできないと思っています。
今回紹介してきたことを守ること覚悟を持っている人であれば猫を生涯愛することができるのではないでしょうか。