猫に鰹節はダメ?腎臓に与える影響をご紹介!

鰹節は猫の大好物の一つのはずなのに、なぜ猫に鰹節を与えてはいけないのでしょうか?

ただ、鰹節というと猫用の鰹節と人間用の鰹節があるのですが、どちらも与えない方がいいのか気になったので、与えない方がいい理由と与えてもいい量がどれほどのものなのかをご紹介していきます。

 

 

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猫に鰹節はダメな理由

日本に生息している猫は魚を食べることに慣れているので、鰹節もためらいなく食べるだけでなく、大好きな猫も多いですよね。

ですが、なぜ、猫が鰹節を好む理由をご存知でしょうか?

理由は、鰹節にはマグネシウム、リン、カルシウムなどの「ミネラル」が含まれているからです。

ミネラルは、他の栄養素の働きのサポートや遺伝子の修復を行ってくれることもあるのでとても大切な栄養素といえます。

猫が好むミネラルはもちろんキャットフードにも含まれているのですが、通常のフードにはカルシウムのみが添加されているものの方が多いとのこと。

そこで、猫は多くのミネラルを含んでいる鰹節を食べる事で、健康面の強化を促そうとしているのです。

鰹節がに含まれるミネラルが健康面に良い影響を与えてくれるのですが、摂りすぎると当然ですが、身体に悪影響を及ぼすようになりますよね。

つまり、ミネラルを摂りすぎることで猫の体内に結石が出来る原因につながるので、猫に鰹節を与えないようにしなければいけません。

 

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猫に鰹節は適量なら大丈夫?

 

猫がミネラルを摂りすぎるので鰹節を与えない方がよいことはわかりましたね。

となると、正しく鰹節を与える必要が出てきます。

猫が鰹節を好むのであれば、どのような与え方をすることで健康管理ができるのかご紹介していきます。

猫用の鰹節が最適

猫に鰹節を与えてはいけないと言われるのは、猫に人間用に作られた鰹節を与えていることが理由です。

というのは、人間が食しても大丈夫なものなので、人間以外には適応していないのですから、猫に与えても大丈夫なわけがないですよね。

ペットショップや通販で猫用の鰹節を検索してみたところ、猫用に作られた鰹節が販売されているので、鰹節が大好きな猫にはおやつとして販売されている猫用の鰹節を与えることをおすすめします。

 

与える量は少なめにしよう

猫用に販売されている鰹節のパッケージを確認したところ、1日に与えてもよい量は5g~10gと表示されていました。

鰹節はほとんどの商品が1パック40gで販売されているのですが、1日に5g~10gを与えていくと早いと4日で1パック消費することになります。

それだけの量を猫に与え続けてしまうと、結局、結石ができる可能性があるのではないかと考えてしまいます。

なので、猫の健康を第一に考えてみると、適量は1日1~2gを数回に分け与えてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

鰹節が腎臓に与える影響とは?

 

猫に鰹節を与えすぎると起こる症状については上記でも少しだけお伝えしましたね。

ここでは、ミネラルを多く含む鰹節を与え続けることによって起こりうる病気についてご紹介していきます。

尿結石

鰹節を普段の何気ない食事で大量に食べさせていくことで、猫にとって必要以上のミネラルを接種することになります。

この結果、尿道に結石ができやすい環境になってしまいます。

尿結石を発症すると、トイレに行く回数の増加や血尿が出ることがあります。

尿結石の治療が完了して健康に戻ったとしても、尿結石は再発しやすい病気なので、再度尿結石になることがないように鰹節を与える分量は減らすか与えないようするしかありません。

 

腎不全

先ほどご紹介した尿結石が悪化することで発症する病気のことを腎不全と言います。

腎不全は尿結石と違い、一度かかってしまうと治すことができないので注意しなくてはいけません。

腎臓の機能は一度壊れてしまうと元に戻すことができない臓器なので、症状を和らげる方法は食事療法や投薬しかありません。

高齢猫は食事を取ることが困難なことが多く鰹節を与えがちですが、腎臓の機能が弱まっているので腎不全を発症するリスクがとても高いです。

なので、高齢猫にいつまでも元気に過ごしてもらいたいと考えているのであれば、ふりかけのように普段の食事に混ぜてあげる行為は極力やめておいた方がいいですね。

 

 

 

猫が鰹節しか食べない理由と対処法を紹介

猫が鰹節を食べ過ぎることで尿結石や腎不全になるリスクがあることをご紹介してきたのですが、なかには鰹節しか食べなくなってしまった猫もいるようです。

家で飼っている猫は基本的に食べ物が不自由なく与えられる環境で生活をしていますよね。

そうすると、猫は偏食をすることがあるようです。

鰹節しか食べない理由として考えられるのは、鰹節があまりにも美味しく何度食べても飽きがこない、つまり、鰹節の味にハマったのではないでしょうか?

ですが、鰹節の味にハマって鰹節しか食べなくなってしまうと、今度は栄養の偏りやミネラルの摂りすぎによる尿結石や腎不全を発症する可能性が高まっていきます。

猫の飼い主さんにお願いしたいことは、鰹節しか食べなくて不安であれば一度、あなたが飼っている猫を動物病院に連れて行って体調面に異常がないか診察してもらうことをおすすめします。

 

猫に鰹節はダメ? まとめ

今回は猫に鰹節はダメな理由とお届けしてきましたが、いかがでしたか?

猫の健康を考えているのであれば、これまで食べさせることが当たり前になってきている鰹節を二度とあげないようにする必要があります。

ですが、突然やめると猫からしても不振に思うので、人間用の鰹節から猫用に配合された鰹節を分量ではなく、複数回に分けて鰹節を与えることで尿結石や腎不全を発症するリスクを減らすことができます。

愛猫にいつまでも健康でいてほしいのであれば、鰹節の与え方の見直しを行ってみることをおすすめします。

 

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