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猫がぬいぐるみやおもちゃをくわえて鳴く7つの理由|持ってくる行動の心理と正しい対応法

ぬいぐるみをくわえて歩く猫は、この写真のようにぬいぐるみを大切にすることが多いです。 ねこと暮らす工夫
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猫がぬいぐるみをくわえて鳴く姿や、おもちゃをくわえて鳴く様子を見て「どうしてこんな行動をするの?」と不思議に思ったことはありませんか?

「猫 ぬいぐるみ くわえて 鳴く」「おもちゃをくわえて鳴く 猫」「猫 おもちゃ 持ってくる 鳴く」といったキーワードで検索される方は、愛猫が見せるこのちょっと変わった行動の理由が知りたいはずです。

この記事では、猫がぬいぐるみやおもちゃをくわえて鳴く7つの理由を、最新の行動学や飼い主さんの事例を交えて詳しく解説します。

さらに、ストレスや病気のサインの可能性はないのか、飼い主としてどう対応してあげればいいのかまで、わかりやすく紹介。

これを読めば、愛猫があなたに伝えたい気持ちや安心させるコツがきっとわかります。

この記事で得られる情報

  • 猫がぬいぐるみやおもちゃをくわえて鳴く7つの理由
  • ストレスや病気の可能性と見分け方
  • 愛猫に安心を与えるための正しい対応方法

目次

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猫がぬいぐるみやおもちゃをくわえて鳴く7つの理由

猫がぬいぐるみやおもちゃをくわえて鳴く7つの理由

猫がぬいぐるみやおもちゃをくわえて鳴く行動には、いくつもの心理や本能が隠れています。

単なる遊びだけでなく、狩猟本能の名残だったり、飼い主に何かを伝えたい気持ちの表れだったり。

場合によっては、ストレスや体調不良のサインの可能性もあります。

ここでは代表的な7つの理由を詳しく紹介していきますので、あなたの猫がどのタイプに当てはまるのか、ぜひ照らし合わせてみてください。

① 獲物を捕まえた「報告

① 獲物を捕まえた「報告」

猫がぬいぐるみやおもちゃをくわえて鳴く理由のひとつに、獲物を捕まえた達成感を飼い主に伝えたいという気持ちがあります。

これは野生の頃から受け継がれている狩猟本能の名残です。

猫は本来、小動物を捕まえて巣に持ち帰る習性を持っています。

家の中で暮らす猫にとって、ぬいぐるみやおもちゃはその「獲物」の代わり。

くわえて歩きながら鳴く姿は、まさに獲物を仕留めて自慢しているようなものなのです。

この時の鳴き声は「見て見て!捕まえたよ!」という誇らしさの表現

特に飼い主がそばにいるときにこの行動を見せるのは、「ほら、すごいでしょ?」とあなたに見せたくて仕方がないからです。

こうした行動は、猫が飼い主を仲間や家族として強く認識している証拠とも言えます。

実際に多くの飼い主さんからも、「おもちゃをくわえてわざわざ目の前に持ってきて鳴く」「玄関やリビングのど真ん中で得意気に鳴く」といった体験談が報告されています。

我が家の猫は、夜になると必ずお気に入りのネズミのぬいぐるみをくわえてリビングに持ってきます。そして『ニャー!』と一声鳴いて私たちを見つめるんです。まるで「今日も狩りに成功したよ!」と報告しているみたいで、なんだか誇らしそうです。

こうした様子を見かけたときは、ぜひ「すごいね」「えらいね」と優しく褒めてあげましょう。

猫は褒められることで達成感がさらに高まり、あなたとの信頼関係が一層深まります

逆に無視したり取り上げたりすると、「なんで褒めてくれないの?」と不安に思わせてしまう場合もあるので注意してください。

この「報告」の行動は、猫が安心できる環境にいる証でもあります。

ぜひその気持ちを受け止め、そっと見守ってあげてください。

② 親心で「子猫に教える」行動

🐱 子猫を世話する母猫風(親心)

猫がぬいぐるみやおもちゃをくわえて鳴く理由の中には、母猫としての本能=親心が表れている場合があります。

特にメス猫に多く見られる行動で、野生では母猫が狩りの仕方を子猫に教えるために、小さな獲物を巣に持ち帰る習性があります。

家庭で暮らす猫は子猫を育てることはなくても、その本能はしっかり残っています。

例えば、猫がぬいぐるみやおもちゃをくわえてあなたの目の前に置き、「ニャー」と鳴く姿。

これは「これを使って狩りの練習をしてね」「こうやって捕まえるんだよ」と子猫に教えるような気持ちが現れているのです。

面白いことに、この行動は飼い主を子猫のように思っているからこそ見せる仕草とも言われています。

あなたを大切な家族、守るべき存在だと思っているから、捕まえた“獲物”をわざわざ持ってきて、優しく教えてくれているのです。

実際に多頭飼いをしているお家では、母猫が子猫にぬいぐるみを持ってきて鳴きながら差し出す行動がよく見られます。

同じように、飼い主が「子猫代わり」になっているケースはとても多いのです。

うちのメス猫は、私がソファでくつろいでいると、お気に入りのおもちゃをくわえてやってきます。そして「ニャッ」と一声鳴いて、私の足元に置いていくんです。まるで「これで遊びの練習をしなさい」と言われているみたいで可愛いです。

こうした行動を見かけたら、ぜひ「ありがとう」「偉いね」と声をかけてあげましょう。

親心を受け止めることで、猫はよりあなたに信頼を寄せ、安心感を強く感じます。

そして、こうした優しい気持ちの表れを知ると、今まで以上に愛猫がいとおしく思えてくるはずです。

③ 遊んでほしくてアピール

🐱 おもちゃを持ってきて「一緒に遊ぼう」と目を輝かせている猫

猫がぬいぐるみやおもちゃをくわえて鳴く理由には、「遊んでほしい」という純粋なアピールもあります。

猫は単独で狩りをする生き物ですが、家で暮らす猫は飼い主とのコミュニケーションをとても大事にしています。

ぬいぐるみやおもちゃをくわえて「ニャー」と鳴くのは、「これで一緒に遊ぼうよ!」という誘いのサインなんです。

特に、普段から遊び好きな猫や、飼い主とのスキンシップを求める甘えん坊の猫に多く見られる行動です。

あなたが忙しくしているときに限っておもちゃをくわえてきたり、目の前でわざと落としたりするのは、まさに構ってほしいアピールのひとつ。

可愛いけれど、ついつい後回しにしてしまうこともありますよね。

でも、猫にとって遊びはただの暇つぶしではなく、狩猟本能を満たし、ストレスを発散する大切な時間です。

特に狩りごっこは猫にとって最高の娯楽であり、健康維持や問題行動の予防にもつながります。

我が家の猫は、お気に入りのネズミのおもちゃを口にくわえて、わざわざ私の座っている机の上にポトッと落とします。そして「ニャー」と小さく鳴いて、じっと私の顔を見上げるんです。まるで「さあ、遊ぶ時間だよ」と言っているみたいで、断れません(笑)。

こんな行動をされたときは、少しの時間でもおもちゃを振って遊んであげると大喜び。

猫は飼い主に遊んでもらうことで心が満たされ、あなたへの信頼感や愛着もどんどん強くなります。

忙しいときは5分でも構いません。

少しの遊びで猫の気持ちは大きく満たされます。

ぜひ「また後でね」ではなく、短時間でも遊びに応じてあげてください。

それだけで、愛猫はあなたをもっと大好きになりますよ。

④ 安心できる場所で甘えている

🐱 安心してぬいぐるみを抱えて寝ている猫

猫がぬいぐるみやおもちゃをくわえて鳴くとき、よく見られるのが飼い主のそばやお気に入りの場所でこの行動をするパターンです。

これには猫が「安心できる場所だからこそリラックスして甘えている」という気持ちが隠れています。

野生の猫は、獲物を持って帰る場所=巣をとても大切にします。

家猫にとっては、飼い主がいるリビングや寝室、よくくつろぐキャットタワーの上がその代わりです。

そこにぬいぐるみやおもちゃをくわえて持ってきて、「ニャー」と鳴くのは、安心しきった状態での甘えた仕草です。

「ここにいれば大丈夫」「あなたがそばにいてくれるから怖くない」そんな気持ちを、猫なりに表現しているのです。

また逆に、少し不安な気持ちを落ち着けるためにこの行動をすることもあります。

例えば引っ越したばかりや、来客があって少し落ち着かない時など。

そんなとき、ぬいぐるみをくわえて歩き回りながら鳴くことで、自分を落ち着かせようとしているのです。

以前、私の実家にしばらく滞在したとき、うちの猫は夜になると必ずお気に入りのネズミのおもちゃをくわえて、私のベッドの上に来て鳴いていました。慣れない環境だったからこそ、私のそばが一番安心できる場所だったんだと思います。

こんな風に猫が安心してぬいぐるみを持ってくる姿は、あなたとの信頼関係がしっかり築けている証拠。

ぜひその気持ちを受け止めて、優しく声をかけてあげてください。

「大丈夫だよ」「そばにいるよ」と声をかけるだけで、猫はさらに安心し、あなたへの信頼を深めてくれます。

⑤ ストレス発散・独り遊び

🐱 一人で夢中になっておもちゃを追いかける猫

猫がぬいぐるみやおもちゃをくわえて鳴く行動は、飼い主に見せるためだけのものではありません。

実は猫自身が楽しみながらストレスを発散している場合もあります。

この「独り遊び」は、家の中だけで暮らす猫にとって大事な心のバランス調整です。

野生の猫は毎日狩りをしながら生きています。

けれど室内で暮らす猫は、本能的な狩猟欲求を十分に満たす機会が少ないのが現実です。

そのため、ぬいぐるみやおもちゃを「獲物」に見立ててくわえたり、追いかけ回したりして、バーチャル狩りを楽しんでいます。

このとき、鳴き声は必ずしも飼い主に向けたものではなく、猫自身が興奮して気持ちを盛り上げていることがほとんど。

いわば独り言のような「やったー!」のようなものです。

夜中に廊下から「ニャッ!ニャッ!」と鳴き声がして見に行くと、猫がぬいぐるみをくわえて得意げに歩いていました。こちらを見もしないでそのまま寝室へ…。完全に自分の世界に浸って楽しんでいるんだな、と微笑ましかったです。

このような独り遊びは猫にとってストレスを解消し、精神を安定させるとても大事な行動です。

たとえ鳴きながら歩き回っていても、無理に止めずにそっと見守ってあげましょう。

ただし、遊んでいる途中でおもちゃを取り上げたり、びっくりさせるようなことをすると、猫はせっかくのリラックスタイムを邪魔されたと感じてしまいます。

猫が自分のペースで遊びを楽しめるようにすることが、健康的な心を保つポイントです。

このように独り遊びを上手にさせてあげることも、飼い主ができる大切なサポートのひとつです。

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病気やストレスが原因の可能性は?

不安げな猫のイメージ

ここまで、猫がぬいぐるみやおもちゃをくわえて鳴く理由として、狩猟本能や親心、遊び心などをご紹介してきました。

多くの場合、この行動は猫にとって自然で健康的なものです。

しかし中には、ストレスが溜まっていたり、体のどこかに不調があったりして、そのサインとしてこうした行動が目立つ場合もあります。

特に急に頻度が増えたり、声が異常に大きかったり長く鳴き続けるようになったときは要注意です。

愛猫が元気で幸せに過ごすためには、飼い主がいち早く異変に気づいてあげることがとても大切です。

ここからは、病気や強いストレスが隠れている可能性があるケースについて詳しく見ていきましょう。

注意すべき異変サイン

猫がぬいぐるみやおもちゃをくわえて鳴く行動は、多くの場合は問題ありません。

しかし、普段と様子が違う場合や、過剰に繰り返されるときは注意が必要です。

以下のようなサインが見られる場合は、ストレスや病気の可能性を疑いましょう。

  • 今までそんな行動をしなかったのに、突然始めて頻繁に行う
  • 夜中や明け方に大声で長時間鳴き続ける
  • ぬいぐるみやおもちゃをくわえながら落ち着きなく家中を徘徊する
  • 鳴く声が明らかに不安そう・苦しそう
  • トイレ以外の場所で粗相をする、食欲が落ちるなど他の変化も同時に起こる

これらは強いストレスや、体の不調が影響していることがあります。

例えば、引っ越しや模様替え、家族構成の変化といった環境のストレスが原因になることも。

また、高齢猫の場合は認知症の初期症状として夜鳴きや徘徊が始まるケースもあります。

うちの猫は14歳のころから、夜中にお気に入りのおもちゃをくわえてウロウロしながら大きな声で鳴くようになりました。獣医さんに相談したところ、加齢による不安感が原因と言われ、環境を静かに整えるようにしました。

こうした異変が見られたら、まずは環境を見直し、猫が安心できる静かな場所を確保してあげましょう。

それでも改善しなかったり、他の体調不良が見られる場合は早めに動物病院で診てもらうことをおすすめします。

早期発見・対応することで、愛猫の負担を大きく減らしてあげることができます。

飼い主が取るべき対応方法

飼い主が取るべき対応方法

ここまで、猫がぬいぐるみやおもちゃをくわえて鳴く行動には様々な理由があることをお話ししてきました。

多くは本能や愛情表現、遊びの延長ですが、ストレスや体調不良が隠れている場合もあります。

そこで大切になるのが、飼い主が日頃から猫の行動をよく観察し、適切に対応してあげることです。

安心できる環境を整え、猫の気持ちを受け止めてあげるだけで、猫はグッとリラックスし、より深い信頼関係を築けるようになります。

ここでは、具体的にどんな対応を取ると良いのかを詳しく解説していきます。

褒めて安心させる

猫がぬいぐるみやおもちゃをくわえて鳴くとき、多くの場合は飼い主に何かを伝えたかったり、単純に見てほしかったりする気持ちが込められています。

このときにとても大切なのが、猫が持ってきてくれたことをしっかり褒めて認めてあげることです。

「すごいね」「えらいね」と穏やかな声で話しかけるだけでも、猫は大きな満足感を感じます。

猫は飼い主の表情や声色にとても敏感なので、優しい声で褒めるだけで「やった!ちゃんと見てくれたんだ!」と嬉しくなるのです。

特に、獲物を捕まえた報告や親心から持ってくる場合には、褒められることで猫の誇らしさや安心感がさらに増します

逆に無視をしたり、冷たく追い払うような態度をとると、猫は「せっかく見せたのにどうして…?」と不安や悲しさを感じてしまいます。

うちの猫はおもちゃをくわえてくると、わざわざ目の前に置いてドヤ顔で「ニャッ」と一声鳴きます。そこで「すごいね~!」と撫でてあげると、満足そうにゴロンと転がってのどを鳴らします。

こんな風に褒めてあげることで、猫は「ここは安全な場所」「飼い主は自分のことをしっかり見てくれている」と強く感じ、ストレスを感じにくい穏やかな性格に育っていきます。

小さなことですが、こうしたコミュニケーションの積み重ねが愛猫との信頼関係をぐっと深める大きなカギになります。

ぜひ、愛猫が持ってきて鳴いてくれた時は、その気持ちに応えてしっかり褒めてあげましょう。

遊びの誘いに応える/静かに見守る

猫がぬいぐるみやおもちゃをくわえて鳴く理由の中には、「一緒に遊びたい」という気持ちが込められていることも多いです。

このときはぜひ、その気持ちに応えてあげるのが一番の対応です。

少しの時間でもいいので、お気に入りのおもちゃを手に取り、軽く振ったり転がしたりしてみましょう。

猫は狩猟本能が刺激され、キラキラした目で夢中になって追いかけてきます。

こうして遊んでもらう時間は、猫にとってストレス発散にもなり、心の満足度を大きく高める大事なひとときです。

うちの猫は夜になると必ずおもちゃをくわえてきて「ニャッ」と鳴きます。ちょっと面倒な時もありますが、5分だけでもじゃらしで遊んであげると、とても満足そうに落ち着いて寝てくれます。

一方で、猫が独りでぬいぐるみをくわえて歩き回りながら鳴いている場合は、無理に関わらずそっと見守るのも大切です。

この行動は猫なりの「バーチャル狩り」や、ストレス発散の自己調整の場合が多いので、飼い主が無理に遊びを割り込ませると逆にストレスになってしまうことも。

猫は自分のタイミングで遊びたい生き物です。

「構ってほしいときは近づいてくる」「ひとりで満足しているときはそっとしてほしい」そんな自由さを尊重することが、猫との良好な関係を保つコツです。

見守るときも、そばで優しく声をかけたり、目が合ったときにゆっくりまばたき(猫への愛情サイン)を送ってあげると、猫は安心します。

このように「遊びたいときはしっかり応じる」「ひとりの時間は邪魔しない」というメリハリが、猫にとって最高の環境です。

清潔と安全の配慮も忘れずに

猫がぬいぐるみやおもちゃをくわえて鳴く行動を安心して楽しませてあげるためには、おもちゃの清潔さや安全性を保つこともとても大切です。

特にぬいぐるみ系のおもちゃは、猫が噛んだり舐めたりすることで唾液や毛が付きやすく、そのままにしておくと雑菌が繁殖しやすくなります。

口に入れるものだからこそ、定期的に洗濯したり、乾燥させたりして清潔を保ってあげましょう。

また、長く使っているとぬいぐるみの縫い目がほつれたり、中の綿が飛び出してしまうこともあります。

こうなると誤飲や窒息のリスクが出てくるので注意が必要です。

猫は思わぬタイミングで小さなパーツを飲み込んでしまうことがあります。

そうならないためにも、遊んだ後は軽く点検し、壊れかけていないか確認してあげてください。

うちではお気に入りのネズミのぬいぐるみを2つ用意していて、ひとつを洗っている間ももうひとつで遊べるようにしています。清潔を保ちながら猫も安心して遊べるのでおすすめです。

さらに、猫がよく遊ぶスペースそのものも、毛やホコリを溜め込まないようにこまめに掃除しておくと安心です。

こうした細やかな気配りは、猫の健康を守るだけでなく、病気やトラブルを未然に防ぐことにもつながります。

愛猫が大好きなおもちゃでいつまでも楽しく遊べるように、ぜひ清潔と安全の両面からしっかりサポートしてあげてください。

この記事のポイント

  • 猫がぬいぐるみやおもちゃをくわえて鳴くのは本能や愛情表現の一環
  • 安心できる環境や飼い主への信頼があってこそ見せる行動
  • 褒める・遊ぶ・清潔を保つことで猫はより安心して暮らせる
  • 急な変化や不安そうな様子が続く場合は動物病院へ相談を

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