
猫を飼っていると良くやられてしまうことは、布団や畳におしっこをされることではないでしょうか?
猫のおしっこって匂いだけでなくシミになってしまうと本当に取れにくいですよね。
今回はそんな猫にされてしまったおしっこをとるのに効果的な方法をご紹介していきます。
目次
畳についたおしっこの匂いの取り方
日本人にとって畳はどのご家庭でもご使用されていますが、愛猫はそんなことをお構いなしにおしっこをしてしまうことがあります。
畳におしっこが染み込んでしまうと、どう処理したらいいのか迷ってはいないですか?
ですが、そのままにしておくとおしっこによるアンモニア臭が立ち込めるだけでなく、畳そのものの交換を余儀なくされてしまいます。
そのような事態に発展しないためにも畳におしっこをされてしまった場合にとるべき匂いの取り方をご紹介していきます。
畳をエタノールで消毒
おしっこのアンモニアの成分によって雑菌が繁殖することで、畳が悪臭を放つ原因の元になってしまいます。
まずは、それを防ぐためにも霧吹きで吹きかけた後、乾いた雑巾でおしっこを拭き取りましょう。
おしっこを拭き取る際に使用するものは水であらかじめ薄めておいたエタノールやアルコール、もしくは中性洗剤です。
拭き取り作業後はそのまま放置するのではなく、必ず乾拭きやドライヤーを使用し雑菌やカビ、ダニが繁殖しやすい環境を作らないようにしてくださいね。
畳についたおしっこに熱湯をかけましょう
熱湯をなぜかけるのかといいますと、熱湯には消毒だけでなく消臭の効果も同時に発揮してくれるからです。
熱湯をかけた後は、先ほどと同様に雑菌やカビが繁殖しないように素早く乾かしましょう。
布団についたおしっこの匂いの取り方
仕事の疲れや夜寝る時に寝室に入った際に布団から愛猫がしてしまったおしっこの匂いがしてきたら、結構キツイですよね。
それに、布団は気軽に洗えるものではないので、布団無しで夜を過ごすなんてしたくもありません。
もしも、そんなことになってしまったときのために、気軽に消臭できる方法をご紹介していきます。
布団のおしっこをペット用消臭剤で消臭
猫を飼っているのであれば、必ずといっていいほどペット用消臭剤を備蓄していることと思います。
基本的に消臭剤を使う時といえば、猫がトイレを使ったあとの匂いを消すためですよね。
この要領で布団についたおしっこの匂いもペット用消臭剤を使うことで消臭することができます。
以前、私の飼っている愛猫も自宅の布団の上でおしっこをしたことがあるのですが、その場合にもペット用消臭剤で消臭していました。
布団のおしっこを熱湯で消臭
布団におしっこをされた場合、もしかすると消臭剤が運悪く切れていることってありますよね。
そんなときに効果的なのは、畳でもご紹介した熱湯を使うことです。
熱湯をかけた後、少し冷めてからしっかりと布やタオルで拭きとることは忘れないでください。
布団におしっこをされてから時間がそれほど経っていないのであれば、この方法で十分対応できます。
ただ、発見が遅れて染み込んでいる場合は、台所で使用している漂白剤を水で薄めてから洗うことで消臭することができるので、匂いが気になるのであれば、検討してみてください。
布団のおしっこは布団の丸洗いで消臭
布団についたおしっこの匂いがどうしてもとれないのであれば、布団の丸洗いをしてみましょう。
事前に用意するものとして、
・湯船に5㎝程度のぬるま湯
・大量の重曹(100均で買えるもので対応可能)
・柔軟剤
の3つが必要になるので、布団の丸洗いを行うと決めた際は必ず用意してから行うようにしてください。
また、湯船にすでにお湯が入っている際には5㎝の高さまで抜いておいてください。
用意ができたのであれば、布団の丸洗いを開始しましょう。
まずは、湯船に大量の重曹を入れましょう。
次に布団を入れて、足で踏み洗いをしばらく行います。
踏み洗い後、重曹が入ったお湯を抜く必要があるので、布団も一旦取り出します。
先ほどと同様に5㎝の高さまでぬるま湯を入れたら、柔軟剤を投入し、踏み洗いを行います。
その後は、水の入れ替えを行いつつ踏み洗いを続けていくことで布団についたおしっこの匂いをとることが可能ですが、この作業だけで1日はかかってしまうので、時間が十分に取れる日に行うようにしましょう。
乾燥はベランダで干したり、自宅の近くにコインランドリーがあるのであれば、そこでしっかりと乾燥させる方がいいですよ。
フローリングについた猫のおしっこの匂いの取り方
猫がフローリングにしてしまったときって発見するまで時間がかかったとしたら、玄関を開けた際に匂いがスゴイですし、急いで雑巾で拭いてみても染みついた匂いって簡単には取れないですよね。
そんなときに役立つ匂いの取り方をご紹介するので、順番に行ってみてください。
1.酸素系漂白剤を活用
まずは、猫のおしっこが染みついたフローリングの殺菌を漂白剤で行いましょう。
水で薄めた酸素系漂白剤、もしくはオキシドールをキッチンぺーパーに染み込ませて、フローリングの中まで浸透するようにしばらく放置しましょう。
この方法を行う際に注意すべきことは濡れることでフローリングが湾曲する恐れがあります。また、色が変化する可能性もあるので違和感を感じるのであれば中止してください。
2.重曹の消臭効果を活用
重曹と石けん(粉石けんもしくは石けんを削ったもの)に熱湯を垂らしつつ、ペースト状に練り、ブラシで塗り込みます。
また、乾燥を防ぐためにビニールをかけてしばらく放置します。
その後はカビの原因となる石けんをしっかりと落とすように何度もお湯で洗うことが大切です。
中までしっかりと乾燥したことを確認できたら、重曹を盛りつけ数日放置しましょう。
粉が飛び散ることが気になるのであれば、表面に水をかけてカチカチに乾燥させることをおすすめします。
その後、ペットにも安全な次亜塩素水系の消臭剤での消臭も試してみましょう。
3.匂いが出たらオキシドールを活用
乾燥させた重曹にオキシドールを染み込ませたら、重曹や消臭剤を使用する行為を続けましょう。
ただ、オキシドールは酸性なので、消臭ができても万一成分が残るようなことがあればフローリングの材質が弱ってしまう可能性があります。
それを防ぐためにも、アルカリ性の重曹を後から使用し酸性を中和することが大事です。
必ずセットで使うようにしてくださいね。
匂いを取るだけであれば、化学的に分子の変化で対応できるのですが、消臭する際に使用することができないのは材質を痛めてしまう可能性があるからです。
それを防ぐ効果を発揮させるためにも酸性のオキシドールやアルカリ性の重曹を繰り返し活用することを、面倒を感じても行うことで消臭の失敗のリスクを下げることができます。
ソファについた猫のおしっこの匂いの取り方
猫を飼っている方にお聞きしたいのですが、愛猫がソファの材質良さからトイレと勘違いをしておしっこをされたことはないでしょうか?
それがお気に入りのソファでやられてしまったら、どうしたらおしっこの匂いを消臭できるのか気になりますよね。
ここでは、ソファに染み付いたおしっこの匂いの取り方をご紹介していきます。
クエン酸とお酢のスプレーを活用
猫のおしっこの匂いを取るには匂いの元であるアルカリ性を中和させる必要あります。
そこで、アルカリ性を中和させるには酸性の成分が必要であることは布団の匂いを取る方法のご紹介をした際にご説明させていただきました。
今回のソファの匂いの取り方は重曹とオキシドールを合わせる方法ではなく、酸性のクエン酸やお酢を使って消臭を試みます。
まず、クエン酸スプレーを作っていきます。
用意するもの
・スプレーボトル
・クエン酸(小さじ1)
・水100ml
作り方
スプレーボトルに小さじ1杯分のクエン酸と水100mlを入れてよく溶かすだけで完成です。簡単にできますね。
次に、お酢スプレーを作ります。
用意するもの
・お酢
・水
作り方
お酢と水を1対1の割合で割ることで完成します。
ソファのおしっこの匂いに向けてクエン酸スプレーとお酢スプレーを吹きかけてみたところ、少しは匂いが取れたのですが布団でご紹介した重曹やオキシドールのように消臭できず、若干ではあるのですが、匂いが残る結果になってしまいました。
ですが、ここで諦めるわけではありません。
次は、消臭の際によく話題に上がるミョウバンスプレーを作ってみようと思います。
みょうばんスプレーを活用
作り方
焼きみょうばんを500mlの水道水に溶かして、一晩置いておきます。
一晩置いた水が透明になっていることが確認できたのであれば、みょうばん水の原液の完成です。
ただ、実際にみょうばん水を使用する際は10倍に薄め、スプレーボトルに入れることでようやく完成します。
完成したみょうばん水をソファに書けてみるとクエン酸スプレーでは取れなかったおしっこの匂いをさらに取ることができました。
ですが、ソファに染み込んだおしっこの匂いはなかなか取れにくいので次の策が必要になりました。
スチームクリーナーを活用
スチームクリーナーはテレビショッピングや量販店でもよく紹介されているのですが、これまで便利だとは思っていたのですが使用することはありませんでした。
ですが、ソファに染み付いたおしっこの匂いを完全に消臭するにはスチームクリーナーを活用することが1番効果的であることがわかりました。
確実におしっこの匂いを取りたいと考えていたので近くの量販店で素早く購入し、早速スチームクリーナーを使ってみたところ、なんとこれまで何を使っても残っていた匂いがキレイさっぱりと無くなっていることが確認できました。
ここではおしっこの匂いを消臭するためにスチームクリーナーを活用したのですが、頑固な汚れを落としたいのであれば私のようにスチームクリーナーを使うことで、これまで悩んでいた汚れをキレイに取り除くことができるのではないでしょうか。
猫のおしっこの匂いの取り方 まとめ
今回は猫のおしっこによる匂いの取り方をご紹介してきましたが、いかがでしたか?
畳屋や布団、ソファといいますと、普段ゆったりとできる空間の一つですよね。
そんなゆったりとできる空間は猫にとっても飼い主と一緒にいられる空間の一つでもあるので、安心感から気が抜けた際に誤っておしっこが出てしまったのではないかと考えることもできるのではないでしょうか?
私の家で以前飼っていた猫もたまにではあるのですが、布団におしっこをしたことがあります。
その際にはおしっこを素早く拭き取り消臭剤を吹きかけるのみで匂いは残らなかったのですが、万一残るようなことがあれば今回ご紹介した方法で消臭するようにしています。