
猫を飼っている方ですと、おやつとしてチュールをあげたりしていませんか?
何でも、猫にチュールを上げ過ぎてしまうと原材料に含まれている紅麹色素を大量摂取することで健康に悪影響が出る恐れがあるようです。
今回は猫のチュールが良くない理由や危険性をご紹介していきます。
目次
猫のチュールが良くない理由
猫の定番のおやつといえばチュールですが、猫にチュールを与えすぎることはダメであることをご存知でしょうか?
猫にチュールを与える際に猫が自分の方から「くれくれ!」とアピールすることが多いのですが、チュールには猫が夢中になる成分が何か入っているのか疑いたくなってしまいます。
原材料に要注意
まず、チュールの原材料に増粘剤(加工でん粉)という合成されたデンプンが含まれているのですが、このデンプンを猫が摂取することでアレルギーを引き起こす場合があります。
私が飼っている猫は以前、チュールを与えてから数日後にてんかんによる発作が起こったことがあります。
てんかんはいつ発作が起こるかわからない病気なのですが、エナジーチュールを与えたことでてんかんが起こってしまいました。エナジーチュールは従来のチュールの倍の栄養素があることから、猫の体が耐え切れないほどにキツイのでないかと考えてしまいました。
その経験から従来のチュールを与えるのは数カ月に1度だけあげるようにしています。
普段ごはんを食べているなら必要なし
猫にとって1日に必要な栄養分はごはんをしっかりと食べているのなら、おやつを与える必要はありません。
ただ、猫にとっても毎日同じごはんですと味に飽きてしまうので、猫の健康を損ねない程度の分量であればいいとは思っています。
くれぐれも猫にとっての必要な栄養素はごはんにしっかりと含まれていることは決して忘れないようにしてください。
猫にチュールの与えすぎは危険⁉︎
チュールの原材料以外にも人が口にするカップラーメンにもタンパク加水分解物が含まれていることをご存知でしょうか?
タンパク加水分解物はうま味の科学調味料なのですが、実は作っている最中に出る発がん性の物質が猫の健康に悪影響を及ぼす危険性があります。
タンパク加水分解物には大豆も含まれているのですが、猫にとってはアレルギーを引き起こす原因でもあります。
つまり、タンパク加水分解物が含まれているチュールを毎日大量に与えることによって、今は健康でも数年後に猫の体調に悪影響を及ぼす危険性が秘められているので、チュールの与えすぎに注意する必要があります。
猫がチュールしか食べないことへの対策
猫の健康に悪影響を与える可能性を秘めているチュールですが、CMでやっていたように猫にとっては喉から手が出るほどに夢中になれるおやつですよね。
自宅で飼っている猫もCMと同じようにすることから、猫にとってチュールは切っても切れない存在になっています。
ですが、チュールがおやつであることを忘れて与えすぎることで、猫にとってのおやつがごはんになってしまい栄養バランスが崩れる原因になってしまいます。
なので、チュールしか食べなくなってしまった猫に対して、おやつをあまり食べなくするための方法をご紹介していきます。
おやつを少量にしよう
これまで当然のように口にしていたおやつを完全になくすことは不可能なのでえ、まず、おやつの分量を少なめにしてみましょう。
猫の空腹感を刺激するので、「もっとちょうだい」という訴えを聞かずにごはんでああるドライフードを与えてください。最初はあまり口にしないのですが、空腹には耐えることができないので、ごはんを食べることでお腹を満たそうとします。
ごはんを食べないときは
猫といっても毎日同じごはんでは味にあきてしまって、空腹でも口にしないことがあります。
その場合は、これまでと違う味のものや高品質のドライフード、もしくは、ウェットフードを適度に与えることでごはんだけでもお腹を満たすことができるので、おやつに対する依存心を少しずつ無くしていくことが可能になります。
猫がチュールで下痢になる?
猫が大好きなおやつであるチュールを口にしてから数時間後に下痢になっていることがあるようです。
子猫や持病のある猫の場合、体質に合わないことで下痢になることがあるようです。
このような体質の合わない猫の場合、猫がチュールを好んで食べたとしても猫につらい思いをさせることにしかならないので、与えるとしてのどの量であれば下痢にならないのか調べてみてから与えるようにした方がいいのではないでしょうか。
猫の薬をチュールに混ぜると飲む?
猫に薬をそのまま飲ませようとすると抵抗されたり、失敗して飼い主さんがけがをすることがあるのではないでしょうか。
ですが、そんな薬をなかなか飲んでくれない猫でも大好きなチュールに薬を混ぜることで少しでも飲んでくれる可能性があります。
チュールに混ぜるとしても粉末状の薬でないと混ぜることってできないですし、薬の方が分量が多いとそれだけ与えるチュールの量が多くなります。
また、病気を治すための薬を飲ませるためのチュールで健康に悪影響を与えるとしたら意味がないですよね。
薬とチュールを混ぜても飲まない可能性あり
私の家で飼っている猫に薬を与える際にチュールに混ぜて飲ませようとしたことがあります。
その時の薬が粉末状だったこともあり、チュールに混ざりそうな分量ですが、混ぜてみたところ薬の匂いがしたからか薬に到達する寸前で飲んでくれなかったので、チュールに混ぜて飲ます作成は失敗に終りました。
獣医師専用のチュールに混ぜることが効果的
動物病院では薬を飲ませることが困難な猫に対して投薬用のチュールを使うことが出来るようになりました。
1本80円と市販のチュールよりも割高ですが、薬を飲ませるためのリスクを負うこともなく病気の猫に何の疑いもなく薬を飲ませることのできる獣医師専用チュールに薬を包んで飲ませることがおすすめできます。
味はチキンとサーモンがあるのですが、薬を包むのに適しているはサーモン味なので、猫に喜んでもらいながら薬を飲んでもらいたいと考えているのならば使ってみることを検討するのもいいのではないでしょうか。
猫のチュールが良くない まとめ
今回は猫が喜んで食べているチュールに含まれているタンパク加水分解物の摂取を続けることで体調に悪影響を及ぼす危険性があることをお伝えしてきたのですが、いかがでしたか?
猫にとってチュールはなによりもおいしいおやつですが、主食のような扱いになってはいけません。
また、チュールに含まれている原材料によってはアレルギーやてんかんの原因になってしまうので、与えすぎには十分気を付けることが大事です。