自分の飼っている猫がもしも猫風邪に感染していたらどうすべきなのかご存知でしょうか?

猫も人間と同じように風邪をひくことがあるのですが、正しい情報をご存知でないのなら、間違った方法で愛猫を看護している恐れがあります。

今回は猫風邪の治し方や予防方法をご紹介していきます。

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猫風邪の治し方は?

 

猫風邪の治療を病院で行う場合

基本的に、それぞれの症状に合わせて行っていきます。

猫風邪の治し方:薬の投与の場合

猫風邪による二次感染の予防を行う際には抗菌薬を使用することがあります。

猫風邪は人間の風邪と同様にくしゃみや鼻水、せき、発熱が主な症状になります。

鼻水を止める薬、咳止め薬、解熱剤を使用し症状を和らげていきます。

猫風邪の治し方:注射の場合

愛猫の食欲がないときや薬を飲ませることができない場合、注射をすることで猫風邪の治療を行うことがあります。

注射薬の種類によっては1回注射するだけで2週間程度効果が持続するものもあるのですが、だいたいの薬は1回の駐車で1日しか効果が持続しないものが多くあります。

そのため、猫風邪の治療が完了するまで毎日通院しなければならないので、愛猫にとっても飼い主によっても完治するまで大変な思いをしてしまいます。

猫風邪の治し方:点滴の場合

注射と同様に食欲がないときに行います。また、愛猫の高熱が数日続くことによって脱水症状の傾向が見られた際に点滴による治療を行うことがあります。

点滴には皮下点滴と静脈点滴の2種類の方法があります。

通院しながらの治療の場合は皮下点滴を、入院しながらの治療の場合は静脈点滴を行うことが多いそうです。

猫風邪の治し方:ネブライザーの場合

気化した薬を口や鼻から吸引する治療法になります。

この治療は愛猫が箱やケージ内に入っている際に行うのですが、数十分間も吸引することになるので、ネブライザーを治療に取り入れている病院の規模によっては入院させてから行うことがあるようです。

猫風邪の治し方:点眼、点鼻薬の場合

目に症状が現れているときに点眼薬を使用しての治療を行います。

点鼻薬は鼻水・鼻づまりの症状の猫でも嫌がることなく、また、効果が認められている場合は使用することがあります。

ここでは、基本的病院での治療をご紹介してきたのですが、猫風邪は病院にいくことで完治するわけではないということを次にご紹介していきます。

猫風邪には自然治癒が効果的!

猫風邪には軽い症状だけが現れていることがあるのですが、この場合は3~4日の間に自然に治ることがあります。

風邪をひいていても、熱が高くなかったとしても体調が悪いことが見てわかるのであれば、静かに休ませてあげることが大切です。

愛猫はしばらくご飯を食べなくなるのですが、通常よりも多くの時間を寝ることで自己治癒力を最大限高めることができます。

猫も人間と同様に多くの時間を寝ることで自分の力で治すことができます。

薬に頼ることでは風邪の威力を弱めることができるのですが、やはり、しっかりと治そうとするならば寝ることが大事になるのですね。

自然治療での治し方は基本的に安静・保温・栄養・水分補給になります。

人間も体調が悪く、病院に行けないときは同じように、十分な栄養や水分補給、身体を温めること、安静にして寝ることを行っているので、猫も人間も自然治療を行うことは同じだということになります。

風邪のウイルスが人間と猫とは異なるのですが、基本的な自然治療を行う時にとる行動は同じだということですね。

次に猫風邪の治療期間が実際はどれぐらいの時間を要するのかをご紹介していきます。

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猫風邪の治療期間

猫風邪の症状が軽く自然治療が可能であれば、上記でご紹介したような方法を取ってもらうことで完治することができます。

ですが、猫風邪を発症してからの期間が長い場合には、動物病院に受診し精密検査をしてもらうことをお勧めします。

検査を受けることで猫風邪と思っていた病気が、実は別の病気であった可能性があるので、寝ていれば治ると思うようなことはしないでください。

猫風邪のなかで鼻水やくしゃみのような軽度の症状の場合、点鼻薬やネブライザーなどの薬を利用するそうです。

また、猫が高熱や鼻づまりを起こし鼻が利かなくなり食欲が全くないとき、肺炎を発症し危険性が高いと判断したときは動物病院で数日から数週間という長い期間、入院してもらうことで治療に専念してもらうことがあります。

猫風邪の症状により自然治療で治る場合、病院での入院で治療に専念する場合、と症状により治療にかかる期間が大きく異なります。

では、猫風邪の予防は何かないのかと気になるところですよね。

次は、猫風邪を予防するために、飼い主が取り組むべき事がどんなことなのかをご紹介していきます。

猫風邪の予防方法

 

混合ワクチン

猫風邪に有効なワクチンは猫3種混合以上のワクチンであること、予防には年1回のワクチン接種を行うことが有効になります。

ただし、ワクチン接種することで予防ができるのですが、含まれていない猫風邪のウイルスに感染することがあれば、猫風邪をひく可能性はあります。

人間がインフルエンザの時期に予防接種を受けることと同じでワクチンに含まれていないウイルスに感染すればインフルエンザが発症することと考え方は同じです。

ただ、猫風邪の予防に有効とされるワクチンですが、100%防ぐことはできないので「ワクチンを接種したのだから大丈夫!」と楽観視することはしてはいけません。

ワクチンの効果が100%ではないにしても、ワクチンを接種することで猫風邪に感染したとしても症状が軽くなることもあるので、ワクチンを接種することは大事であると言えますね。

 

生活環境の管理

これまで猫風邪を経験した猫がいるのであれば、今後も季節の変わり目など免疫力が低くなる時期になると発症することがあります。

愛猫が猫風邪を発症しないために部屋の室温管理、猫にストレスを与えないような生活を心がけることで、猫風邪を発症するリスクを減らしすことができる生活環境を整えてあげることが大切です。

 

猫風邪の治し方 まとめ

愛猫が猫風邪に感染するのは、外と中の行き来をする場合や免疫力が低い猫の場合が多くあります。

完全室内飼いの猫の場合ですと、猫風邪に感染するリスクはあまりないので、愛猫が猫風邪に感染することがないように生活環境を整えていきましょう。

猫が室内でも快適に過ごすことのできる気温は22~24度程度なので、その気温を保つこと。

また、猫にストレスを与えないように運動できる用にキャットタワーなどを室内に設置するようにすることで少しでも感染するリスクを減らすようにすることが大切ですね。

 

 

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