猫が吐いたあとにご飯をあげてもいいか迷っていませんか?
「猫 吐いたあと ご飯あげる」この疑問は多くの飼い主が一度は抱えるものです。
吐いた直後に食事を欲しがる猫の姿に、不安と戸惑いを感じる方も少なくありません。
この記事では、獣医師の見解をもとに、ご飯をあげても良いケースと避けるべきケースをわかりやすく解説します。
適切なタイミング、注意すべき症状、水分補給の方法まで、実践的な情報をまとめました。
猫の健康を守るために、正しい知識をこの1記事で身につけましょう。
- 猫が吐いたあとにご飯を欲しがる理由
- 与えて良いケースとNGなケースの見分け方
- 嘔吐後の食事・水分補給・受診のベストな対応方法
目次
猫が吐いた後にご飯を欲しがる理由

猫が吐いた後にご飯を欲しがる理由を解説(イメージ画像)
猫が吐いた後にご飯を欲しがる行動には、いくつかの理由があります。
まず、猫は吐きやすい動物であり、健康な猫でも毛玉や早食いによって吐くことがあります。
吐いた後に食欲がある場合、特に問題はないことが多いです。
しかし、何度も吐く、元気がない、食欲がないなどの症状が見られる場合は、病気の可能性があります。
このような場合は、早めに動物病院を受診することをおすすめします。
猫が吐いた後にご飯をあげても良い場合と避けるべき場合の判断基準

猫が吐いた後にご飯をあげても良い場合と避けるべき場合の判断基準を解説(イメージ画像)
猫が吐いた後、すぐにご飯を欲しがると「今あげても大丈夫かな?」と迷ってしまいますよね。
実は、猫の嘔吐には「問題のないケース」と「危険な兆候」があり、それによって対応が異なります。
ここでは、ご飯をあげても良い場合と、注意が必要なNGケースの見分け方を解説します。
ご飯をあげても良いケース
以下のような症状が見られる場合は、少量からご飯を再開しても問題ないことが多いです。
- 毛玉を吐いた直後で元気がある
- 早食いや食べすぎによる吐き戻し
- 吐いた後でも活発に動いている
このような時は、「通常の1/3程度の食事」を与え、10~15分おきに様子を見ながら量を調整しましょう。
できれば、ふやかしたドライフードやウェットフードなど、消化に優しい食事を選ぶと安心です。
ご飯をあげてはいけないNGなケース
次のような症状がある場合は、自己判断での食事再開はNGです。
- 数時間の間に何度も嘔吐する
- ぐったりして元気がない
- 吐いた物に血や異物が混じっている
- 嘔吐と一緒に下痢が見られる
これらは消化器系疾患や中毒、感染症の可能性もあり、早急な受診が必要です。
猫が吐いた後の適切な対応

猫が吐いた後の適切な対応を解説(イメージ画像)
愛猫が突然吐いたら、驚きと不安でいっぱいになりますよね。
でも、落ち着いて状況を観察し、正しく対応することで、体調の悪化を防ぐことができます。
ここでは、嘔吐後に飼い主がとるべき具体的なケアの手順を、3つのポイントに分けて解説します。
① 少量ずつの食事で様子を見る
まずは猫の様子を確認しましょう。
吐いた後でも元気があり、食欲を示す場合は少量ずつの食事再開が可能です。
- 通常の1/3量程度を目安にスタート
- 10~15分おきに様子を観察
- 再び嘔吐がなければ徐々に量を戻していく
食事内容は、ふやかしたドライフードやウェットフードがおすすめです。
② 水分補給を忘れずに

皮膚をつまんで脱水か確認している画像(イメージ画像)
嘔吐によって体内の水分が失われていることがあります。
脱水症状を防ぐためにも、以下の方法で水分を補いましょう。
- 常温またはぬるま湯を少しずつ与える
- ウェットフードを使って自然に水分摂取
- 飲まない場合はスプーンやシリンジを使って与える
皮膚をつまんで戻りが遅ければ、脱水のサインかもしれません。
③ 頻繁に吐く場合はすぐに病院へ
猫が一度吐いただけなら、落ち着いて様子を見ても良いでしょう。
しかし、次のような状況であればすぐに動物病院を受診するべきです。
- 1日に何度も吐く
- ぐったりして動かない
- 血や異物が混じっている
- 嘔吐+下痢の症状がある
これらは重篤な疾患の可能性もあるため、自己判断せず、すぐに専門家へ相談しましょう。
- 猫が吐いたあとにご飯を欲しがるのは珍しくない
- 与えて良い場合とNGなケースの判断が重要
- 少量の食事・水分補給・頻度の観察が対処のカギ
- 異常が見られたらすぐに獣医師へ相談を